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2022.03.31 19:03

「ダンジョンのような場所だった」結城崇大が出会った新たなリーダー像

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プロフィール

結城 崇大 /ゆうき たかひろ

Beyond Cafe北海道東北支部 支部長・新卒人材紹介事業部

東京都出身。北海道大学大学院在籍。2022年4月、UNICORN株式会社に入社予定。
2021年3月〜2022年2月、株式会社Beyond Cafe長期インターンに挑戦。新卒人材事業部で学生面談に携わる。Beyond Cafe22卒インターン生で唯一の院生キャリアデザイナーとして活躍。
自ら北海道東北支部支部長に立候補。支部のキャリアデザイナーチームリーダーも兼任。

 

北海道東北支部の「支部長」、新卒人材紹介事業部の「東北リーダー」という2つの大役を担い、唯一の院生キャリアデザイナーとして地方イベントの企画・運営も行ってきた結城崇大(ゆうき・たかひろ)さん

就活を終えて2021年3月にジョインしたBeyond Cafeでも挑戦をやめない崇大さん。大学院とインターンを両立した感想や、支部運営での学びについて伺いました。

「支部長になってよかったとめちゃくちゃ思う」と語る崇大さんがBeyond Cafeだからこそ味わえたリーダー体験談は、組織をまとめられる存在になりたいと考えている23卒の学生さん必見です。

 


目次

社員と支部メンバーの架け橋に

ミッション変更までの道のり

支部長は「中間管理職」のよう。唯一の後悔とは

北海道東北支部は「いい距離感を保てる組織」だった

キャリアデザイナー=僕のビジョンへの第一歩

自分の行動に意味づけできるかが最大の分かれ道


社員と支部メンバーの架け橋に

ー北海道東北支部の支部長としてどんなことをしていましたか?

社員と支部メンバーの架け橋になれるように行動していたかな。加えて、支部ミーティングのファシリテーターをしたり、定期的にメンバーと1on1をしたりしていました。メンバーが抱えている悩みを解決するために、一人ひとりと話す時間を大切にしていたんです。

ー支部メンバーとの1on1は、どのくらいの頻度で行っていたんですか?

時期にもよりますが、以前は月に2回ほど行っていました。僕が修論で忙しくなってからは少し減りましたが、これまで一人あたり8〜9回くらいは二人で話す時間を取れたかな!

ー高頻度でメンバーと話す機会を作れていたんですね!

北海道東北支部は他支部と比べてメンバーの人数が少なかったこともあり、コミュニケーションを積極的に取っていましたね!

北海道東北支部で集まった日の1枚(写真左端が崇大さん)

 

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ミッション変更までの道のり

ー北海道東北支部のビジョンを教えてください!

北海道東北支部ではビジョンをあえて設けず、ミッションを決めました。「自信にあふれたオンリーワンの意思決定を実現する」です。実は、僕たちの支部は、Beyond Cafeの全5支部のうち唯一、キャリアデザイナーだけで構成されています。他の支部はキャリアデザイナーがいたりHRデザイナーがいたりクリエイティブデザイナーがいたりするのですが、僕たちはキャリアデザイナーだけでした。

なので、ミッションは学生さんを対象に意識して立てたんです。学生さんへ新たな選択肢を届けたり、視野を広げたりすることで、自信を持って就活に挑んでもらいたい。そんな思いが詰まっています。

ー素敵なミッションですね。これは、北海道東北メンバー全員で決めたのでしょうか?

そうです!支部ミーティングの時にみんなで決めました。最初に決めたのは、2021年5月頃だったのですが、9月頃に変更したのが現在のミッションです。

ーミッションが変わったきっかけは何だったのでしょうか?

最初に定めたミッションがあまり支部全体に浸透していなかったんです。また、オリジナリティがなくすごく普遍的でした。このままでは、「ミッションを実現しよう!」と思える状態まで支部全体を持ち上げられないと思って。

きちんと全員にミッションが浸透することで、ミッションの存在が「コトに向かっていく」ための指標になればと思い、変更を決めました。

ーそうだったんですね。ひろくんが「ミッションがあまり浸透していない」と気付いたんですか?

たぶん気付いたのは僕だけではなく、みんなも薄々感じていたんじゃないかなと思います。僕がミーティング中に切り出したことがきっかけで、浸透しきっていない現状を受け止めてみんなで話し合いました。

 

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支部長は「中間管理職」のよう。唯一の後悔とは

ーすごい!支部長としてきちんと立ち止まり、メンバーに考えを伝えられていたんですね。支部の運営で大変だったことはありますか?

メンバーのモチベーション管理がすごく大変でした。支部長ってある意味「中間管理職」みたいな立場だと思っていて。上長にあたる社員さんからの指示があれば、メンバーの悩みなどを吸い上げる必要もある。支部ではリーダーですが、Beyond Cafeという組織のなかでは中間に位置する立場だったんです。

上長のオーダーを正しく理解して、目標達成達成を目指しつつ支部メンバーのモチベーションを保つことはやっぱりすごく難しかったし、苦労した部分かな。

ー支部メンバーのモチベーションを保つために、支部長として特に意識していたことはありますか?

「メンバーのwillを大切にすること」ですね。

これまでの僕のリーダー経験から、一人ひとりがwillに向かっていける組織を理想としていました。だからこそ、目標を達成するためだけに頑張る組織よりは、メンバー自身がインターン内外でやりたいことに対してもしっかり向き合うことを意識していたんです。

その半面、インターンにおけるサポートがおざなりになってしまったなと感じています。

ーキャリアデザイナーとしてやるべきことと個人のやりたいことの両立がうまくできていなかった、ということでしょうか?

そうです。北海道東北支部は、全員がキャリアデザイナーという珍しい支部でした。キャリアデザイナーとして目標を達成することと、個人のやりたいことの2点をいい塩梅でサポートできたらよかったな、と。

ー例えばどのような場面でそのように感じましたか?

BEYOND CAFEでは年間を通して複数の就活イベントを開催しているのですが、イベント集客も僕たちがコミットすべき重要な役目です。支部単位で集客目標人数を設定することもあったので、目標を達成するには、より一層メンバー全員で団結する必要がありました。

その際、集客にいまいちモチベーションを高められずに悩んでいたメンバーに対して、「何がなんでも目標達成しようよ!」と声をかけるのではなく、メンバー個人のやりたいことに寄り添いすぎてしまったと感じたことがありました。

意識的に心がけていたことが、結果的に反省点にもなった。組織として追うべき目標の達成をないがしろにしてしまう場面があったことを後悔しています。

ー両立をサポートするのは、なかなか難しい……。ですが、ひろくんの意識が悪い方向だけに働いたわけではないですよね?支部のメンバーから、ひろくんは「お父さん的存在」と聞きました!

そう言ってもらえて嬉しいですね。個人のやりたいことも尊重するために、メンバーの相談には頻繁に乗っていたので。支部の取り組みでうまくいかなかったことはもちろんあるけれど、メンバーの状況を把握できていたからこそ、チームワークを場面に合わせて発揮できていたと思います。

僕の想いがメンバーに届いていたようでよかった!

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北海道東北支部は「いい距離感を保てる組織」だった

ーひろくんにとって北海道東北支部はどんな組織でしたか?

「いい距離感を保てる組織」だったと思います。

主体的に動いてくれるメンバーが多く、僕がメンバーに助けられていました。他支部の約半数しかメンバーがいなかったため、足りないことだらけでした。不満や苦しみを抱えながらも、一人ひとりがきちんと行動に移してくれたことがすごくありがたかったです。

北海道東北支部は、大多数が女子メンバーだったので、正直やりづらいかなと思っていましたが、実際には全然そんなことなくて。本音で喋ってくれることが結構嬉しかったですし、要所要所で上手く僕を巻き込んでくれましたね。

ー支部のメンバーに感謝していることはありますか?

インターン期間中、全力で頑張ってくれたことに感謝しています。

僕は明確なリーダー像を思い描かずにチームをまとめていたので、僕の考えがブレることも多かったんです。ですが、メンバーは個々で考えて動ける人たちでした。各々が支部に足りない部分を考え、もがき続けながらも個人の役割を確立していたと思いますね。

ーひろくんが「ブレること」とは、どんなときに感じたのでしょう?

支部の数値目標を達成できなかったときにブレを感じて悩みました。

繰り返しになりますが、僕のトップダウンでメンバーの行動を促す側面と、メンバーに寄り添う側面のバランスがインターン卒業を控えた今日までうまくいかなかったなと思っています。特に北海道東北支部は、数値目標の達成率があまりいいとは言えませんでした。

だからこそ、背中で示すリーダー的要素を取り入れてもよかったのかなと悩んでブレたことがあったんです。

ーなるほど、悩むことも多かったんですね……。支部長、やってよかったですか?

支部長になってよかったとめちゃくちゃ思いますね。

いっぱい失敗したけど、その分学んだことが多かったです。これまでの僕のリーダー経験から得たこととはまた違う発見がありました。何より、他支部の支部長がすごい人たちばかりで。彼らと同じ環境にいることで、僕自身の視座が引き上げられたんです。

ー他支部の支部長は、具体的にどんなところが「すごい」人たちだったのでしょうか?

単に「支部をまとめればいい」とか、「適当にマネジメントすればいい」という考えの人がいなかったところかな。「もっと支部を、Beyond Cafeをよくしよう」と想像以上に高い目線で物事を捉えていた。そんなマインドの支部長たちと長期間関われたことは、めちゃくちゃよかったですね。

 

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キャリアデザイナー=僕のビジョンへの第一歩

ー素敵な関係性ですね!ひろくんは支部長としてだけでなくキャリアデザイナーとしても活躍していましたが、個人目標の達成率はいかがでしたか?

年間の数値目標は、6〜7割くらい達成できたと思います。うち50%は月間目標を達成できました!

ーひろくんは、「Beyond Cafeはどんな場所?」と聞かれて「異世界ダンジョン」と答えていましたよね!どんな想いが込められているのでしょうか?

Beyond Cafeで関わったインターン活動の全てが、「異世界ダンジョン」のように感じたんです。

僕にとって長期インターンは、初めての試みでした。右も左もわからない未知の世界に飛び込み、仲間と一緒に目標達成を目指すなんて、まさにRPGみたいじゃないですか。Beyond Cafeは、やっと目標を達成できたと思ったら、次のコトがすぐに降りかかってくるんです。

レベルアップしてもまだまだ上を目指せる感じが、僕にとってはまさしく「異世界ダンジョン」でしたね。

ーひろくんは「みんながやりたいことを実現できる世界」を個人的なビジョンとして掲げているんですよね。

そうなんです!就活時代、やりたいことを思うがままに実現できない世界に疑問を感じたのがきっかけです。人生を通して、このビジョンを大切にしたいと思うようになりました。

ーこのビジョンを達成するにあたり、現在努力していることはありますか?

2点あります。

1点目は、BEYOND CAFEのキャリアデザイナーを全うすることですね。僕は、キャリアデザイナーがやっていることが、学生さんのやりたいことを実現する職業に導くひとつの術だと考えています。学生さんの課題解決に併走することは、僕のビジョン達成に必要なことだと思うので。

学生さんの発言にしっかりと着目することで、ただのお悩み相談にならないように気を付けていました。学生さんは課題じゃないと捉えていても、発言の奥に課題が隠れていたりするんです。学生さんと相談しながら、一緒に解決するお手伝いをしていました。

ーなるほど!

2点目は、とにかく知見を増やすことです。Beyond CafeはSlackというコミュニケーションツールを導入しているのですが、Slack上で質の良いアウトプットをしている社員さんやインターン生がたくさんいらっしゃるんです。最近読んでためになったネット記事や本、おすすめの思考法など、本当に多種多様な情報ばかりで。気になったコンテンツには全て目を通すようにしています。

自分のやりたいことを見つける点で役立つと思うし、誰かが困っているときに解決策を提示できるようになれると思うんです。日頃から幅広い選択肢を持っておくことを意識していますね。

ーインターンに携わること自体がビジョン実現への一歩なんですね!ひろくんは、就活時代にBEYOND CAFEを利用していたのでしょうか?

はい!当時、キャリアデザイナーだった21卒のBeyond Cafeインターン生にお世話になりました。僕は人と話すのが好きだから、就活は社会人や先輩と話せる機会がたくさんあって楽しかったんです。BEYOND CAFEの就活イベントに参加した時のメンターをしてくださった先輩に、長期インターンを紹介していただきました。

ー話すのが好きだったことも、キャリアデザイナーを志した理由の一つだったのでしょうか?

そうだね!同じ大学の先輩から受けた影響が大きいです。

僕はもともと大手思考でした。在籍している大学院は、ほぼ100%の学生が研究室推薦で就職するのが一般的だったので。ですが、その先輩と出会ったことで考え方が変わったんです。それから大手以外も見るようになり、きちんと自己分析して、OB訪問アプリなどを活用して社会人や先輩と話すようになりました。

話すことの大切さを実感し、キャリアデザイナーの魅力に気付きました。

BEYOND CAFEのキャリアデザイナーとして学生さんと面談した日の様子

 

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自分の行動に意味づけできるかが最大の分かれ道

ーBeyond Cafeの長期インターンにはどんな方が合っていると思いますか?

「自分の行動に対して意味付けできる人」かな。

「とにかくがむしゃらに頑張る」ことも時には必要ですが、長期インターンは自分自身がやっていることに対して意義を見出せないとしんどくなると思うんです。楽しいことばかりではないはずなので。自分のビジョンと照らし合わせて意義を見出せる人が最終的にいい結果を出せると思います。

ー長期インターンに参加する意義を見出せるか不安な方はどうすればいいでしょうか……。

おそらく、長期インターンに興味がある時点で何かしらの目的はあるはずだから、まずはその目的を認識するところから始めてみるのはどうかな!目的が明確になったら、その目的を見失わないようにして、きちんと目標に向かっている実感を日々感じることが大切だと思いますね。

例えば、キャリアデザイナーになったとしたら、学生さんの就活相談に乗る上で「淡々とこなす人」と「自分自身が長期インターンを通して成長したいことを理解して臨む人」では雲泥の差が出ます。目的意識を持って取り組むことが大事だと思います。

ーBeyond Cafeは複数職種で長期インターンを募集していますが、入社前から目的を理解していれば、どの職種になったとしても自分次第で成長できる気がします!

まさにおっしゃる通り!きっと自分以外のインターン生も熱意に溢れた人たちばかりだと思うから、環境をきちんと活かせば何かしらの学びは得られると思います。目的を見失わないことが大事ですね。

あとは、他人を上手く巻き込んでほしいですね!何でもかんでも一人だけで取り組むのってもったいないと思う。いろんなインターン生や社員さんを巻き込みながら、多少周りに迷惑をかけたとしてもみんなで取り組んだ方がいいんじゃないかな。たくさん失敗してもまた挑戦させてもらえるのは、インターン生の特権だと思います。

 

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ライター / インタビュアー
白坂 もも Shirasaka Momo
株式会社Beyond Cafe クリエイティブデザイナー

熊本県立大学総合管理学部4年。マーケティングのゼミにて商品開発、情報発信のプロジェクトにリーダーとして携わる。学外では大阪の企業のリモートデザイナーや、複数のデザインインターンに参画。就職活動と並行し、2021年3月より株式会社Beyond Cafeへインターン生として入社。キャリアイベントのクリエイティブ制作を担当。2022年4月よりGMOインターネット株式会社に入社予定。

Twitter : @mmde_sign17   Instagram : @mmde_sign17