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2022.03.24 10:22

「歴代のリーダーは同じことを考えている」河島萌は“ブレない”心で苦悩を乗り越えた

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プロフィール

河島 萌 / かわしま もえ

Beyond Cafe九州沖縄支部 支部長・新卒人材紹介事業部

福岡県出身。福岡工業大学工学部在籍。2022年4月、アチーブメント株式会社に入社予定。
2021年3月〜2022年2月、株式会社Beyond Cafe長期インターンに挑戦。新卒人材紹介事業部でキャリアデザイナーとして学生のキャリアデザインに携わる。
多くの学生の将来像を言語化してきた。自ら九州沖縄支部の支部長に立候補。支部のキャリアデザイナーチームリーダーも兼任。


九州沖縄支部の「支部長」を担い、多くの学生の将来像を言語化するキャリアデザイナーとして活躍してきた
河島萌(かわしま・もえ)さん

Beyond Cafe長期インターン以外の活動の幅も広く、福岡工業大学工学部で細胞に関する研究をする傍ら、学外ではマーチングバンド部の一員としてアメリカのチームに合格した実績を持ち、ロボットチームでは運営・人事担当として組織変革を進めた萌さん。自らの目標達成を目的にジョインしたBeyond Cafeで、支部長としてチームを率いた日々をリアルに語ります。また、自身の変化についても伺いました。

「元々、継続力も行動力もなかった」と語る萌さんが目標を達成するまでの歩みは、なかなか一歩を踏み出せずに悩んでいる23卒の学生さん必見です。


目次

模索し続けた。辿り着いた理想のリーダー像は「導くリーダー」

「経験が評価される世界」に足を踏み入れる

新規開拓のリアル。河島流アクションがもたらした行動変容

“しれっと"優しさがある組織とブレない心

得意なことを活かしたキャリアデザイン

かわしぃが繋ぐ次期インターン生への想い。「求める心がある人に」


模索し続けた。辿り着いた理想のリーダー像は「導くリーダー」

大学2年時に世界大会を目指したロボットチームで1on1をしている時の1枚

ーかわしぃ(萌さんのニックネーム)は学生人事としてこれまで活躍してきたんだよね。人事の知識はどのように身に付けましたか?

人事になったばかりの頃、人事にまつわる本は特に読んでいなくて実践を通して学んでいました。あとは、幼稚園から現在までの経験を活かしていたかな。

強いて言うなら、AKB48を参考にしていました(笑)。当時、グループの総監督を勤めていた高橋みなみさんが『リーダー論』という本で、組織で起きていた課題や解決方法を紹介されていたんだよね。この本をきっかけに、AKB48のファンになりました。どんな形で組織の問題が生じているのか知りたくて、箱推し(※1)していたほど(笑)。

(※1)一人のアイドルを応援するだけではなく、グループ全体を応援すること

ーAKB48が流行ったのは、私たちが小学6年生の頃だよね。かわしぃは小学生時代からリーダー論に興味があったんですか?

リーダー論というよりは、マネジメントに興味がありました。

AKB48の生みの親である秋元康さんが、アイドルグループのマネジメントについて語っているテレビ番組を見たことがきっかけで、組織のマネジメントに興味を持ち始めました。加えて、私自身が幼少期からリーダーを務める機会に恵まれていたこともあり、興味に拍車がかかりました。

先ほど伝えた『リーダー論』の本と出会ったのは、この後のことです。より一層リーダーについて考えるようになりましたね。

ーかわしぃが元々考えていた「リーダーのあるべき姿」はなんですか?

「押さえつけて強引に引っ張るのではなく、導くリーダー」だと考えています。

そんな持論を持ちながら開始した就活で、内定先のアチーブメント株式会社と出会いました。「導くリーダー」のイメージが、内定先で学んだリードマネジメントと共通していて……!これまで私の頭の中でイメージするに留まっていたものが言語化された時の衝撃は大きかったですね。「私の持論が言語化されたぞ!」と。

それからは「実は歴代のリーダーは皆、同じことを考えている」という仮説を立てて、本を読み漁りましたね。実際、同じでした。

 

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「経験が評価される世界」に足を踏み入れる

ーBeyond Cafeで長期インターンを始めようと思ったきっかけはなんですか?

内定先の社員さんにBeyond Cafeの長期インターンを紹介いただいたのがきっかけです。

当時は内定者インターンに参加していたのですが、私が目標として掲げる「入社1年目から新卒採用担当になる」ために必要な環境がBeyond Cafeにあると感じました。

当時の私に不足していた「開拓力」と「見極め力」を身に付けるには、Beyond Cafeのキャリアデザイナーしかない!と思って。

ーかわしぃのビジョンは、Beyond Cafe入社前に決まっていたんですね。

そうですね。私の人生のビジョンは、「自分と人を大切にできる人を増やしたい」です。

周りの人を大切にするためには、まずは自分を大切にする必要があると考えています。しかし、現実は自らを犠牲にして病気になったり落ち込んだりする人が多いんですよね。だからこそ、「私には価値がある」と、まずは私自身を認めることに取り組んでいます。

私はもともと自己肯定感が低く、「私には価値がない」と思っていました。でも今は、自己肯定感の低さを克服した上で、他者に貢献できるような力を付けたいと考えています。力を付ける手段のひとつとして、Beyond Cafeにジョインしました。

ー「人を大切にできる」の最高峰はなんだと思いますか?

"for you(あなたのために)"を貫くことだと思います。

私の尊敬する人は皆、"for me(自分のために)"になる瞬間がないんです。人は誰しも承認欲求を満たしたくなったり、我が出てしまったりすることがあると思います。だからこそ、私も本当の意味で"for you"を目指していきたいですね。

ーかわしぃが就活生だったこと頃にBEYOND CAFEを利用したことはありましたか?

はい!Beyond Cafeのインターンをしていた先輩と知り合ったことが、BEYOND CAFEとの最初の出会いでした。

就活を始めたのは2020年の5月頃。マーチングバンド部としてアメリカに渡航する予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で白紙になり、1ヶ月ほど落ち込んだ時期がありました。

ーそんなことが……。

「このままでいいのかな」と思い、就活を始めたんです。就活を終えた先輩との面談で就活について教えてもらったときに、「就活は学歴で判断されず、これまでの経験が評価される世界なんだ」と気付きました。

それからは、OB訪問支援サービスを通じて1日8人くらいと面談するようになって(笑)。Beyond Cafeのインターン生の先輩方には特にお世話になり、BEYOND CAFEが主催する就活イベントなどにも参加するようになりました。

大学2年時、マーチングバンド日本一を目指した全国大会の1枚

 

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新規開拓のリアル。河島流アクションがもたらした行動変容

ー九州沖縄支部は、支部独自のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を設定しているのが印象的です。支部のミッションは「九州の可能性を最大化」ですが、現在の達成率はどれくらいだと感じますか?

残念ではありますが、正直なところ低いと思っています。九州や沖縄だけでなく全国に範囲を広げると新しい学生さんと企業さんにたくさん出会えたのですが、九州や沖縄で暮らす学生さん・企業さんだけに絞ると、達成率はまだまだだったかなと……。

「九州の可能性を最大化」を掲げていましたが、達成率は5割程度だったかもしれません。

ー支部長を務めるにあたって大変だったことはありますか?

あります。支部のメンバー一人ひとりに寄り添う姿勢を維持することが大変でしたね。正直、支部長の役割を果たしきれなかったなと思っていて、もっとしっかりとマネジメントに関与できたらよかったと反省しています。

また、BEYOND CAFEの新規登録目標数を達成することが思っていた以上に難しかったですね。私たち九州沖縄支部は、九州・沖縄の大学に通う学生さんや企業さんの新規登録や契約を目指していたのですが、都会と九州・沖縄の間に大きな情報格差があると痛感しました。

学生さんの場合、主にSNSを利用して新規会員登録を促していたのですが、九州・沖縄の学生さんはそもそも就活情報をSNSで収集していなかったり、SNSを利用していなかったりしたんです。新規開拓の難しさを痛感しましたし、学生さんや企業さんと出会う機会すら十分に作れなかったことが悔しいです。

ーかなり厳しい現実と対峙したんですね……。新規開拓のために起こした具体的なアクションはなんですか?

大学のキャリアセンターを訪問したり、Twitterを用いた交流、九州・沖縄学生限定のイベントなどを開催したりすることで、九州や沖縄の学生さんと繋がる手段を増やしました。

特に、2021年6月頃から始めたキャリアセンターの訪問は手応えを感じました!私が通う大学では、訪問の影響で3年生の就活初動時期が早まり、現時点(2022年2月)の内定保持者数が昨年対比25%増加しました。就活の知識がなかったりまだ就活を始めていない人が多かったりしたため、就活の本質的な側面を伝えたことで行動変容に繋げることができました。

キャリアセンターの方からも、「コロナ禍における就活にまつわる知識がないから教えてほしい」という声を多くいただいて、定期的に就活の動向を伝えることができました。九州の就活に貢献することができて嬉しかったです。

ー大学と直接的な繋がりを持つことは、地域の学生さんと出会う上ですごく効果的だね。

そうなんです!結果的に、BEYOND CAFEでご支援できる学生さんとの出会いが、キャリアセンター経由で増えたんですよ!少しでもBEYOND CAFEを通して学生さんの力になれてよかったなと思います。

 

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“しれっと"優しさがある組織とブレない心

ーかわしぃがキャリアセンターを訪問したことで、支部メンバーの行動にも変化がありましたか?

ありました!私の行動をきっかけに、メンバーも各大学に積極的に問い合わせてくれました!それだけでなく、九州沖縄支部発のイベントをゼロから企画・運営したり他支部との連携などを主体的に行ってくれたりして、メンバーの主体性を継続的に発揮できる状態を作り出すことができたように思います。

私が理想とする「導くリーダー」に、少し近づけたんじゃないかな。

ー九州沖縄支部はどんな組織だったと思いますか?

とても心優しい人たちが集まった組織だと思っています。

実は、九州沖縄支部のメンバーが就活生だった頃は、自身の就活で悩むシーンが頻繁にあって。 そんな時、メンバー間で真剣に就活相談し合ったり、難しい決断をする時に寄り添い合ったりしている姿が印象的でした。インターン中は、各々の目標が未達になりそうな時や、メンバーの誰かが何らかの理由で予定より出勤時間を確保できなさそうな時にカバーし合うこともあったんですよ。

"しれっと"優しさがある人ばかりでしたね。"しれっと"は九州の方言なのですが、支部のカラー的に助け合いが当たり前になっていたからなのか、なんでもかんでも表にはっきり出さない感じが九州支部を例える言葉としてしっくりきて。

九州沖縄支部で集まった日の1枚(写真下段中央が萌さん)

ー支部長の役割を全うする上で意識していたポイントはありますか?

情報に変に左右されずブレないことは、日頃から意識していますね。

誰かがインターンを辞めるとか、組織がうまくいってないとかってどこの組織でも起こり得ることだと思うんです。そんなとき、支部長の私がブレたり感情的になったりすると組織全体が悪い方向に向かうと考えていて。

ー確かに。かわしぃは何があってもブレないよね。

その反面、私は、感情的にならないことに対する課題感も持っています。 

ーと、言うと?

先日、内定先の同期とディズニーランドに行ったんですが、「楽しそうに見えない」と言われて(笑)。内心はすごく興奮していたのですが、その興奮が外見に表出しないんです(笑)。

ただ、組織の一員として、またはリーダーとしては、これでいいと思っています。

 

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得意なことを活かしたキャリアデザイン

ーかわしぃは、九州沖縄支部長であると同時にキャリアデザイナーとしても活躍中!「キャリアデザイナー河島萌」の強みは何だと思いますか?

私は、ビジョンや将来像を言語化できることが強みだと自負しています。言語化を苦手とする就活生の悩みを解決に導く役割を担っているといえるかもしれません。

ーBeyond Cafeにジョインしてから今日まで、何名の学生さんと関わってきたんですか?

母校に登壇した時は、約200名の学生さんが来場してくれました!BEYOND CAFEのキャリアデザイナーとして面談した回数は、1年間で315回(2022年2月15日時点)。そのうち、九州や沖縄の大学に通う学生さんは、30名くらい。全国に広げると約300名に及びます。

ーかなり多くの学生さんと出会ってきたんですね!

そうですね。4月からは内定先の人事として学生さんと関わるにあたり、入社前に多くの学生さんと出会えたことはとても貴重な経験だったと思います。学生さんとの面談を通して、私も毎回たくさんの学びを得ていました!学業では研究室にこもる日々でしたが、研究の合間に学生さんと面談する時間がとても幸せでしたね。

 

かわしぃが繋ぐ次期インターン生への想い。「求める心がある人に」

BEYOND CAFEキャリアデザイナーとして面談中の1枚

ー長期インターンには「継続力」が必要不可欠だと思うのですが、かわしぃが何事も継続できる秘訣はなんですか?

実は、継続は本当に苦手なんです(笑)。日記とか2日しか続かない人間で……。なので私は、もとから何でも継続できるタイプではなく、「どうしたら私が継続できるか」を意識することで継続できているタイプです。

私が楽しいと感じることは続けられるので、読書やツイートは継続できています。特に、読書はとてもコスパが良くて。朝からざっと本に目を通して、メモしたことをその日のうちにすぐ実践するようにしています!要約しようと神経質になりすぎず、負担にならないように程よくメモするのが継続のポイントです。

ー楽しいと感じることを選んで、程よく力を抜くことが継続のポイントなんですね!

そうだね。もう一つのポイントは、継続を応援してくれる仲間をもつことです!

共感を得ることは、やる気に繋がるのですごく大事だと思っていて。ツイートはいいねの数で共感度合いを知れるし、読書は学びの実践を通して周囲の反応を見ることができます。そして、インターンを長期的に続けるためには、仲間の存在が必要不可欠だと感じます。

Beyond Cafeのインターン生や社員さんは、私のアクションに対して常に応援してくれるので特にやる気が出るんです!

ー「継続は苦手」と語るかわしぃが、それでも継続できている理由がよくわかりました!来期のBeyond Cafeインターンとして、どんな学生さんにジョインしてほしいと思いますか?

求める心がある方です。

自身のビジョンに近づくために、「スキルを身に付けたい」や「切磋琢磨できる仲間と出会いたい」など、目的が明確な方は向いていると思います。また、大学生活最後の1年に全国の学生さんと関わりながら仕事する経験をしたい方もぜひ!

ー来期のインターン生に大切にしてほしいことはありますか?

学生生活においては、ご自身がやりたいことや軸に合った行動をしてほしいですねチャレンジできるときに精一杯チャレンジしてほしいと思います。また、Beyond Cafeのインターンにおいては、学生さんや企業様に対して貢献したいという想いを大切にしてほしいです!

 

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ライター / インタビュアー
白坂 もも Shirasaka Momo
株式会社Beyond Cafe クリエイティブデザイナー

熊本県立大学総合管理学部4年。マーケティングのゼミにて商品開発、情報発信のプロジェクトにリーダーとして携わる。学外では大阪の企業のリモートデザイナーや、複数のデザインインターンに参画。就職活動と並行し、2021年3月より株式会社Beyond Cafeへインターン生として入社。キャリアイベントのクリエイティブ制作を担当。2022年4月よりGMOインターネット株式会社に入社予定。

Twitter : @mmde_sign17   Instagram : @mmde_sign17