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アドベントカレンダー

2024.03.30 22:29

心の赴く先に。自分の人生に選択肢を持って生きるということ。── 賀原 裕梨 / Yuri Kahara


この記事は、2024年度 Beyond Cafe アドベントカレンダー 16日目の記事です!
今日で長期インターンメンバー担当の記事はラスト!ひゃあ!

15日目の記事はこちら


唐突ですが、卒業シーズンにもらう寄せ書きってよくないですか?私は、人生の答え合わせみたいで好きです。

突然失礼いたしました。

改めて、この記事を開いていただいきありがとうございます^^株式会社Beyond Cafeでキャリアデザイナーとして長期インターンをしております、賀原裕梨です!「ゆうり」とよく間違えられますが「ゆり」です。

どうやらオンラインの画面越しだと背が高く見えるようで、オフラインで会うと、想像の10倍小さいといつも言われます。(ついこの間、人生初の150センチ台に突入していたことが判明し、1人で舞い上がりました^^)

コロナ禍あるあるのギャップですよね。ちなみに身体は小さいです、がめっちゃ食べます。大好きな回転寿司の最高記録は23皿です✌️(スシロー信者の人、今度一緒に行きましょう)

Beyond Cafe長期インターン同期の「ぱっくん」^^お寿司が美味しすぎてニヤニヤしています(笑)。

お寿司の魅力は、一生語れるくらいあるのですが、同期メンバーが今日までバトンを繋いでくれた素敵な記事の最後をお寿司で締めるわけにはいかないので、泣く泣く話を戻します(涙)。

ちなみに、私が過去にいただいた寄せ書きに共通していた言葉はこちら。

・愛
・尊敬
・感謝
・信頼
・圧倒的安心感
・リーダーシップ
・ゆりさんがいたから

これらのワードだけを見ると、「the みんなの輪の中で愛されてる人!」という印象を持たれるかもしれませんが、実は、数年前まで全くそうではありませんでした。自分で自分のことすら好きだと思えなかった。

人見知りで、周囲に流されてばかりで、どこかいつも他人任せ。そんな私が変わるまでのお話。そして、変化した先で出会ったキラキラした宝物のお話。

前置きが少し長くなりましたが、今、この記事を読んでくだっている人に聞きたいことがあります。

それは、あなたが自分の人生を歩めているかということ、自分のことが好きかということ。

自分のことが大嫌いで、どうしようもなくて、誰にも届かないSOSを叫び続けていた私のように、今の自分を好きになれない人、自分を変えたいけど一歩踏み出せない人にとって、少しでもこの記事が心の支えやきっかけになりますように。


目次

1. 自己紹介
2. 過去と今を繋げてくれたもの
2-1. the 平凡な私
2-2. 平凡だった私に訪れた転機
2-3. 挫折の始まり
2-4. 自分のことを好きになるために
2-5. 自分のことを好きになる道の途中
2-6. 気付いたこと
3. 心が赴いた先の世界
3-1. きっかけなんて何でもいい、何をするか。
3-2. 価値を「届ける」とは
3-3.選択肢が導いてくれた私
4. 皆さんへ伝えたいこと
5. Ending
6. さいごに


1. 自己紹介

賀原 裕梨 / かはら ゆり

Beyond Cafe長期インターン / キャリアデザイナー

・神戸市外国語大学 4年生
  夜間の学部で英語を学ぶ傍ら、中高の教員資格を取得。
・株式会社エル・ティー・エス 24卒内定者/コンサルタント職
  「ワクワク感を持って生きる人を増やしたい」という思いで、ここで働くことを決意。

■学生時代
・学生教育団体LearnBo 人事・代表(2020年5月〜2024年3月)
 「勉強は、もっと楽しめる」をモットーに、兵庫県神戸市の小学生を対象に教育イベントの企画・運営。

・株式会社ここにある インターン(2022年4月〜2022年10月)
 「場づくり」の一環として、兵庫県尼崎市を中心に地域に根ざしたイベントの企画・運営。
 組織開発にも携わる。

・株式会社Beyond Cafe インターン/キャリアデザイナー(2023年2月〜2024年3月)
 「可能性を広げるきっかけを創出したい」という思いの元、300名以上の学生さんをご支援。
 キャリアイベントの運営・司会。

■その他の活動
・塾講師として、小学生〜高校生の集団・個別授業を3つの校舎にて受け持つ
・カタリ場(※1)でのサンプリング(※2)
・大学公式広報サポーターとしてオープンキャンパスの運営など

(※1)カタリバ=関西カタリバが運営する高校生のキャリア教育のプログラム
(※2)サンプリング=自分の人生を通して高校生にキャリアを伝える語り手

カルさん(※3)に「天然水のCM?」と突っ込まれた写真(笑)

(※3)Beyond Cafe代表の愛称

2. 過去と今を繋げてくれたもの

2-1. the 平凡な私

話をするにあたって、私の過去からお話しさせてください。

私は、岡山県ののんびりした場所で、3人姉妹の末っ子として生まれ、ぬくぬく育てられました。暇さえあれば、ひたすらかくれんぼか鬼ごっこ。初見の人に対しては、超がつくほど人見知りだったため、家庭外では、常にお姉ちゃんかお母さんの後ろにひっついていました(笑)。

こんな性格かつ特に秀でたことがあるわけでもなかった私は、勉強も習い事も人付き合いも、何から何まで人よりそつなくこなす要領の良い姉2人と比べて、ごくごーーーーく普通の女の子。

先日、母親から送られてきたのですが、顔が丸い(笑)。

むしろ、人よりはるかに出来が悪く、人と同じ量をこなしていたら絶対に敵わない。中学校の部活では、「誰よりも頑張ってるのに1番下手だよね」と言われていました。(今振り返ると、努力の方向を見事に間違えていました。笑)

2-2. 平凡だった私に訪れた転機

そんな私に、ある一つの転機、「大学受験」がやってきました。

大学受験を本格的に始めたきっかけは、大好きで尊敬している先生に「今のゆりが英語を勉強したいなら、A大学を目指してみたら?」と言われたこと。

正直、A大学は私にとって第一志望ではなかったものの、「先生が言うならしょうがないか」という気持ちで、仮置きの志望校としてA大学を目指すようになり、1日10時間以上勉強しました。毎日休むことなく塾に通い、大嫌いな世界史を勉強し、わからないことは理解できるまで先生に質問し続ける日々。

人って不思議なもので、そんな生活を続けていると、いつの間にか仮置きだったはずの目標が、本気で達成したい目標になってるんですよね。まるで恋に落ちてしまったかのように、「A大学以外は大学じゃない」と心の底から本気で思うようになりました。

そんな日々を続けて、ついに受験本番。当日、私は試験途中に大号泣してしまいました。何もできない、何もわからない、パニック状態で、いつもならできるはずの問題すら解けない。

もちろん、結果は不合格。こんなに頑張っても報われないことがこの世にはあるのだと初めて知り、テレビのニュース番組から聞こえてくる「頑張ってよかった」の言葉が恨めしくて仕方ありませんでした

2-3. 挫折の始まり

当時の私は、浪人するほどの経済力も強靭なメンタルもなかったため、どこにあるかのも知らない、入学式まで一度も足を運ばなかった大学に進学する決意をしました。

死んだような顔で出た入学式。毎日泣いて帰った大学からの帰り道。入学後も、「なんとかして絶対にA大学に行ってやる」という気持ちで日々を過ごしていました。

でも、人ってどうしても楽な方に流されてしまうんですよね。サークルに入ると友達がたくさんできて、大学の勉強は好きなことだけを選び、憧れだったアルバイトを始めて……。スケジュールは常に、遊びとバイトの予定で詰め詰め。

それでも口では、「A大学に行きたい」とずっと呟いていました。今思えば、当時の私にとっては、きっとこれが自分を保つ唯一の手段だったのかもしれません。

そんなある日、受験現役生のときに仲の良かった友達に、ふとこう言われました。

「え?ゆり本当にA大学行きたいの?笑」

心臓を抉られるような、当時の私にとっては痛い言葉でした。

目を背けていた現実。 楽な方、甘い方に流されている事実。 口先だけで、何も行動できていない自分。

やりたいことがあるにもかかわらず、それに向かうことすらできていない。周囲に流されて、自分の人生すら自分で選択肢を持てていないことに気がつき、自分のことが心の底から大嫌いになりました。

2-4. 自分のことを好きになるために

自分のことを大嫌いになるって、本当に苦しいんですよね。できてない現状も、頑張れない理由も、どう誤魔化しても自分には嘘をつくことができません。

きっと、これ以上自分のことを嫌いになったら自分が自分ではなくなってしまうと思い、自分のことを少しでも好きになるために、自分の人生の選択肢を自分の力で持つために、成功率わずか5%と言われている仮面浪人になると決意しました。

2-5. 自分のことを好きになる道の途中

万が一志望校に受からなくても誰にも迷惑をかけないように、大学の単位を全てとりながら、親に頼らずアルバイトで100万円近いお金を貯め、予備校に通う時間もお金もないため、ゼロから独学で勉強。

頭が良くない。頼れる人がいない。経済面はギリギリ。それでも頑張らなきゃと、ずっと気を張って、今にも崩れてしまいそうな自分を崖っぷちの状態で何とか保っていました。

そんなときに言われた言葉。

「大学を変えたら、履歴書に傷がつく。」 「いつまで夢見てるの。さっさと諦めたら?馬鹿みたい。」

それだけに終わらず、1番の味方であるはずの親や信頼していた先生からの「どうせ無理だろう」という態度。

自分の人生なのに、自分のしたいことを追いかけているだけなのに、こんなにも周囲から否定されることがあるのかと思った。

それでも、嫌いな自分から一歩でも抜け出すために、周囲に流されず、自分で選んだ選択肢を持ち、脇目も振らずに死ぬ気で1年間勉強し続けた

そして1年後、無事に憧れだったA大学に合格することができた。

2-6. 気付いたこと

仮面浪人だった1年間、私のしたいことに向かい続けた先で気が付いたのは、自分の人生に責任を取るのは他の誰でもなく自分であり、自分の人生には自分に選択肢があるということ。周りに流されるがままに自分の意思を歪めていても、現状は何も変わらない。

「履歴書に傷がつくからやめな」と言った人も、「いつまでも夢みてて馬鹿みたい」と揶揄した人も、私が不幸になろうが幸せになろうが関係ない。誰も私の人生の責任を負ってはくれないんです。

「じゃあ、周囲がどう思うかなんて気にする必要なんてなくない?」
「心の赴くままに、自分のしたいことには素直に飛び込もう」

と、A大学進学後は自分の心に素直になり、自分の人生の選択肢を持ち続けることを決めました。

そして、この結果たどり着いたのが自己紹介に記載した経験たちであり、その一つがBeyond Cafeでした。

3. 心が赴いた先の世界

3-1. きっかけなんて何でもいい、何をするか。

なので、私がBeyond Cafeの長期インターンを始めた理由は、「社会人に向けてスキルをつけたいから」「成長したいから」などではなく、自分自身の心が赴いたから。謂わば直感。

Beyond Cafeが掲げる「働くを、夢中に」の理念と、実現に向けて本気で立ち向かっている人と一緒に働くことに心が強く惹かれ、ワクワクが止まらなかった。けれど、直感でジョインして、独りよがりで動いていては、何の価値も生み出せない。

「こんな経験を持つ私だからこそ発揮できる価値は何か」を考えた結果、「外的・内的要因に左右されずに、自分で選択肢を持てる」ように、

・学生さんに対しては、「ありのままの自分で夢中になれる人を増やす」
・Beyond Cafeという組織に対しては、「ありのままの自分で素直に熱中できる場所を創る」

にたどり着きました。私がこれまで体現してきたことを、次は「届けられる」人になろうと決めた瞬間でした。

3-2. 価値を「届ける」とは

対学生さん|「ありのままの自分で夢中になれる人を増やす」ために

まず、肯定することから始める。地位や名声や評判ではなく、目の前の学生さん自身と向き合い、受け止める。「あなたはそのままで十分魅力的だから、それでいいんだよ」とあらゆる角度から伝える。

そして、その人が力強く歩めるように一緒に人生の目的を言語化する。幼少期から深ぼり、本当に心の底から望んでやまないものを見つけにいく。

そして、人生の目的を見つけるだけではなく、目的を叶えられるように、目的を叶えられる企業様をご紹介したり、BEYOND CAFEが主催するキャリアイベントをご案内したり。その人の魅力がどうすれば伝わるのかを考えながら、面接対策をする。

また、目先の就活に関わることだけではなく、その人が落ち込んでしまったときには、ひたすら他愛もない話をしたり、現状に甘えてしまっているときには、厳しい言葉を投げかけたりすることもある。

目の前の学生さんに対して、1人の人間として多方面から向き合い、キャリアデザイナーとしてその方のキャリア、ないしは人生に伴走してきました。

対Beyond Cafe|「ありのままの自分で素直に熱中できる場所を創る」ために

組織全体が「働くを、夢中に。」の実現へ向かえるように、メンバー各々のバリューが発揮されるように、少しでも気になったことやした方がいいと思うこと、私にできることは全てやる。

例えば、私が持っている情報が、Beyond Cafeのプラスになることであれば、シェアする。私の所属部署外であっても、過不足があればすぐさまそれを共有、私にできる範囲であれば、対応する。

メンバーが壁にぶつかったときには、どうしたら現状を打破できるのか一緒に考える。定性定量でプランニングしたり、私の成功失敗例やノウハウをシェアしたりする。(もちろんgiveするだけじゃなく、私もメンバーにたくさんのことを与えられ、助けてもらいました♡♡♡)

キャリアデザイナーというお仕事に関わることだけはなく、Beyond Cafeという組織のよさが活かされ、最大限の価値を届けながらコトに向かえるように。各々の持つ強みが発揮され、各々のなりたい自分や出したい成果に最短最速で近づけるように、「気になることは全てやる」という、ある種「心の赴くまま」に働いてきました。

3-3. 選択肢が導いてくれた私

このように、自分の人生に選択肢を持ち、心の赴くままに飛び込んだ先では、これまで出会ったことのない私と出会えました。

学生さんからは、
「ゆりさんに出会えて人生が変わりました」
「自分のしたいことが見つかりました」
「周囲の目を気にせず、ありのままの自分でいていいんだと思えました」

Beyond Cafeの仲間からは
「ゆりゆりがいればなんとかなる」 「部署の垣根を越えて、組織全体をキャッチアップしている」
「いつも相手の気持ちを考えて行動してくれる」

そして、長期インターンで具体的な成果を上げることもできました。

・同期メンバー内の最速昇格組の一人として、今期最上グレードに昇格
・定性評価・定量評価共に、常に成績上位を入社から卒業までキープ
・1クオーターのベストインターンメンバーとして表彰
・同期メンバー内で、集客から面談、企業様紹介から内定承諾に至る一連の流れを全てやりきったキャリアデザイナーになる

自分が変わるだけではなく、定性面では、人や組織に影響を与えることができ、定量面では、「成長した」と胸を張って言えるほどの結果を残すことができた。もちろん、人としてもスキルとしてもまだまだ未熟ではあるものの、人見知りでいつも周囲に流されていた私を、私の選んだ選択肢が、ここまで連れてきてくれました。

4. 皆さんへ伝えたいこと

6年前の私が絶望していなければ、周囲に流されるがまま夢を諦めていれば、今の私は絶対に存在していません。

自分の人生の責任を自分で請け負い、自分で選択肢を持つってすごく怖いこと。思い通りにいかないことがあるかもしれないし、誰かに批判されてしまうかもしれない。

けど、そのどれもが自分の選んだ選択で、絶対に人生に不要だったということはない。必ず、人生をもっとワクワクさせてくれるような素敵な体験や自分に出会えるはず。

きっと、大丈夫。怖さを乗り越えた先に待っているのは、自分自身で選択したからこそ出会えた自分。

どんな選択肢を選んで、選んだ先にどんな未来が広がっていて、どんな自分が待っているのかは、全てあなた次第。そう思うと、これから先の人生で、どんな景色と自分に出会えるのか、ワクワクしてきませんか♡?

5. Ending

最後に!直感ながらも、Beyond Cafe入社時に描いていた1年後の姿は、

・関わった学生さんが将来に対してワクワクできるスタートに立つ
・心の底から「楽しかった!」という
・今まで出会ったことがない新しい自分になる

でした^^

達成度は……、100%一言でまとめると、Beyond Cafeの長期インターン、めちゃくちゃ青春でした。

学生さんが自分の将来に対して期待と希望を持って進む、または、進む決意をした姿を見届けることができ、一生を共にしたいほど素敵な仲間と喜怒哀楽を乗り越えながら本気でコトに向かい、私の知らない一面に気づき、弱みを強みにすることができてきた。

24年間生きてきた中でどんな一年よりも濃い、最高な一年間でした。

最後になりましたが、ここまで駆け抜けてきた自分自身と、Beyond Cafeという場で一緒に青春を過ごした仲間に、最大の敬意と愛と感謝と込めて。

 

ちょっと余談。

Beyond Cafeで夢中になって働いてみて、なりたい理想の自分像が新たにできました!\ ワーーーイ! / \ パチパチ /

目標に向かって走るタイプではない私が、理想を持ったこと自体がもはや成長!という気持ちなのですが、その目標に対しては、まだ0%、むしろ働いていないから、まだスタートラインにも立てていません。

数年後、働くを夢中にしながら、「100%達成できた!」とまた胸を張って言えるように、心の赴くままに、ありのままの自分でこれからも駆け抜けていきます!^^

6. さいごに

インターンメンバー担当のアドベントカレンダーは、今回で最後になります!私の大大大好きなメンバーの愛や想いが溢れる素敵な記事は、いかがでしたか?

今まさに挑戦している人、一歩踏み出そうとしている人、自分を変えたいと思っている人、どんな人にもビビッとくる記事が、1つはあるかなと思います。

Beyond Cafeのアドベントカレンダーを読んでくださった皆さんの挑戦の先に、「働くを、夢中に」があることを願って。


Beyond Cafeは、長期インターンメンバーを募集中です!
https://recruit.beyond-cafe.com/