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アドベントカレンダー

2025.03.26 16:03

このまま生きるべきか否か、それだけが問題である。─ ─上田 啓太 / Keita Ueda


この記事は、2025年度 Beyond Cafe アドベントカレンダー 18日目の記事です!
是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです!


はじめまして!株式会社Beyond Cafeの上田啓太(うえだけいた)です。

BeyondCafeには初めはキャリアデザイナーとして入社しつつも、エンジニアに社内転職した異色の経歴を持ちます。
思い返せば、どの集団に属しても異色の立ち位置でした。だからこそ、今の自分があり、読者の皆さんに伝えられることがあると思います。ぜひ、一読してください。


1. 自己紹介

上田 啓太 / うえだ けいた

BeyondCafe 長期インターン CD(キャリアデザイナー)→エンジニア
■大阪府出身
24歳
関西大学文学部総合人文学科英米文学英語学専修音声学ゼミ
二年の休学を経て偉大なる六年目の在籍

■趣味
・国内国外旅行すること
・哲学(=多角的に対象を切り分け思索する行為)をすること
・博物館に行くこと
・学習すること

■職歴
・ケーキ屋、スポットワーカー、ドラッグストアのバイトを経てスタートアップで三人目社員としてデザイナーをする
・Webデザインやロゴのデザイン、資料のデザインを行う
・大学の国際交流部署でのスタッフ(イベントの企画やコロナ禍での組織存続のための施策)
・AppleStoreでの販売員
・スタートアップでフロントエンドエンジニア(UIUXに関わるデザインやコーディング、チームマネジメント/VBAでの開発)
・BeyondCafe長期インターン(CD(キャリアデザイナー)→エンジニア)

■留学
・ノルウェー王国に一年間留学し、ビジネスを学ぶ
・三十の国と地域を周る
・最北は🇳🇴スヴァールバル島のロングイェールビン
・最西は🇮🇸アイスランドのレイキャビク
・最東は🇫🇮フィンランドのロヴァニエミ
・最南は🇦🇱アルバニアのティラナ
お気に入りは🇵🇱ポーランドのグダニスク、🇫🇴フェロー諸島のトースハウン、🇭🇺ハンガリーのブダペスト、🇫🇷フランスのストラスブール、🇷🇸セルビアのベオグラード、その他にも多数

ノルウェー王国Bergenにて。

2.将来像

自己紹介の最後として、私の将来像と根底の欲求について話します。
私の将来像は「一人でもチームでもビジネスを作り上げられる人間」です。その根拠となる、私の根底の欲求は何かを作り上げることで他者への介在価値を生み出すことです。

過去に文化祭や仕事で、自分の作ったものが他者に影響を与えたことから、私はそれが欲求であると信じています。その欲求を満たすために、一人で一チームに匹敵するほどのスキルを持った人材になり、個人でもチームでも物を創る。その結果として、他者を喜ばせられたら非常に満足です。

3.営業に苦しんだ過去

少し過去の話をします。

私の活動には常に「営業下手」という課題がつきまとっていました。
人前でのプレゼンや顧客満足度を向上させるための既存営業は得意です。ただ、数値を追う新規営業では全くと言っていいほど結果が出ず、八方塞がりになりました。

具体的な経験を時系列で述べます。

私は2019年に大学入学後から「他者に影響を与えること」が自分の欲求であることに気付き、その手段として起業を志しました。そこからビジネス案を考えることに没頭し、旅行ビジネスのプレゼンの準備をして大企業にアポを取ろうとしていました。しかし、その矢先にコロナ禍が到来し、活動を停止せざるを得なくなりました。

その後、大学の先輩が立ち上げたスタートアップに三人目の社員として入社し、デザイナーとして働きました。ここで、最初の営業の壁に直面します。

代表から「営業をやってほしい」と頼まれましたが、私は断りました。

本気で嫌だったからです。

実のところ、この時点以前にも、ケーキ屋やドラッグストアでのアルバイトを経験していました。しかし、急かされる状況下での対人業務の圧倒的不向きを感じていました。

だからこそ、私は営業という仕事に本気で拒絶反応を示したのです。

ただ、今思い返せば、この時点で挑戦し、ケジメを付けておくべきだったと思います。その後、二度目の営業の壁に遭遇します。

前職のスタートアップから別のスタートアップにエンジニアとして転職すると同時に、Appleでの勤務を開始しました。しかし、Appleで結果を出せず、契約継続が困難になった問題です。

Appleでは、ストアで顧客のニーズに合わせたデバイスやサービスの提案を行っていました。いわゆる、ToC向けの営業に近い業務です。この仕事で成果をあげられなかったことから、営業が必須となる起業を学生時代に行うのは適切ではないと判断し、就職の道を選びました。

その後は留学と就職活動を経て、デザインとエンジニアリングの経験を評価され、プロジェクトマネージャー(PM)として内定を獲得しました。

内定をいただいた後に、個人のエンジニアとしての仕事をしている中で、ある考えが生まれました。

「営業として結果を出せないのは分かり切っている。しかし、PMの仕事は営業と同じように顧客と話すことになる。他者はPMに適性があると言うが、ここに不安を残したままで良いのか。」

このままで良いのか否か。それだけが問題である。そう自問自答した時に、「そのはずがない」という答えに辿り着きました。

この課題を克服するため、就職活動中に利用していた Beyond Cafeのインターンを始めることを決意しました。

4.Beyond Cafeでの学び

結論として、Beyond Cafeでの活動を経て、ある営業とは完全に決別し、またある別の営業には自信がつきました。Beyond Cafeではキャリアデザイナーとして、学生を集客して面談し、イベントや社員との面談を紹介して学生の就活を成功に導くことを行っていました。その中でも営業らしい点は、イベントや社員面談の紹介です。

正直なところ、この紹介数や面談数では全く結果が出せませんでした。この経験から、数値を追う新規営業とは完全に決別しました。しかし面談した学生、特に長期的に支えた学生の満足度は高く、面談のリピートも頂きました。これはPMとしての仕事で必要な、顧客と対話して関係を持続する能力や顧客の目的達成を長期的に支える能力、いわば顧客満足度を向上させるための既存営業の能力は一定数有していると確認できました。

とは言え同時に、Beyond Cafeのキャリアデザイナーにおいて、数は非常に重要です。「定量なければ定性なし。」これは代表に叩き込まれた言葉です。定量で結果を出したものだけが、定性的な評価を得る舞台に立てます。私がこのままキャリアデザイナーとして在籍しても貢献できない、つまり自分の能力はこの職業では実を結ばないことを悟り、過去に経験があったエンジニアに社内転職しました。

5.哲学

やりたいことって何?

ちなみに、私は哲学者なので、ここまでの経験で気づいた思想を以下にまとめます。
やりたいこととは何でしょうか?やりたいことがなく、人生に対する虚無感であったり、無気力感を抱えている人が多いと思います。これ、順番が逆です。やりたいことがあって何かをやるのではないです。何かをやって初めて、それはやりたいことになります。それでも、多くの人は「やりたいことがない」と嘆いています。これはなぜでしょうか。

あなたは何ですか?

自分のことを理解できないのは、結局、自分自身を直接知ることができないからだと考えます。

人間の感覚器官は全て外側を向いており、自分の内側は捉えられません。では。感覚器官で捉えられない対象をどのように知れば良いのでしょうか?

答えは、帰納法を用いることです。

帰納法とは、具体例を集め、それらの共通点を探ることで抽象概念を導き出す方法です。簡単に言えば、多くの事例を積み重ねることで、そこに共通する法則を見つけ出すことに他なりません。具体例が多ければ多いほど、抽象化した際の確度が高まります。

厳密な定義については、各々で調べていただければと思います。

今回の例では、行動することで判断要素を蓄積することが重要になります。ただし、単純に行動するだけでは不十分です。

行動する中で

・何を感じたのか
・何が辛かったのか
・辛かった中でも続けたいと思ったのか
・なぜ続けたいと思ったのか

こうした「心の揺れ」を書き留めることが、自己を知るための鍵になります。

当然、導き出した答えが間違っているかも知れません。その理由は私たちの思考が推測の域を出ることはないためです。端的に表現すると仮説検証のプロセスでしかありません。しかし、人が抽象概念に確信を持つには、その方法しかないのです。たとえ間違っていても、それは無意味ではありません。間違いは何かを知るための前進、着実な一歩です。人生を通して、絶えず仮説検証することが、自己を知る唯一の方法です。そして、もし「死ぬまでにやりたいこと」を確信することができれば、もう一度人間に生まれたいと思えるほどに、爽やかでしょう。

心の赴くままに行動し、世界最北の都市に行ったのは私です。

6.Ending

「行動したくてもできない」
その背景には、生物的ヒトとしての自己と文明的人間としての自己の対立があります。

生物的ヒトとしての目的は、生命の維持と遺伝子の継承です。この目的のための行動は三大欲求や基本的欲求として無意識的に現れます。

一方、文明的人間とは、それ以外のすべてを担う自己のこと です。自己を認識し、意思決定を行い、理想や目標を追求する存在と言えます。

例えば、生物的ヒトが「食べたい」という欲求を持ったとき、文明的人間が「何を食べるか」を選択したり、あるいは「ダイエットのために食べない」と決断を下したりします。

基本的欲求に関しては、このような明確なプロセスです。対して、それ以外の欲求は文明的人間に端を発するものになります。

例えば、「明日、書店に行こう」と思ったとします。これは、生存のために必要な行動ではなく、文明的人間としての自己が生み出した欲求です。

しかし、もし翌日が雨であった場合、多くの人はこう思うでしょう。

「今日はいいや」

これは、生物的ヒトが「安全な環境に留まること」 を優先し、文明的人間の行動を抑制している表れだと考えられます。

この現象は「クリエイティブアボイダンス」と呼ばれます。

書店に行くことをやめるのは、合理的な判断かもしれません。しかし、これが「新しい仕事を始める」といった状況で起こった場合はどうでしょうか?

さまざまな「辞める理由」 が頭に浮かんでくるはずです。

これらの理由の多くは、安定が崩壊することへの恐怖が表面化したものです。

自分との戦い

この恐怖は、自己との戦いによってのみ乗り越えることができます。

しかし、確定された解決策はありません。他者からの承認によって動く人もいれば、楽観的で無鉄砲に動く人もいるでしょう。

それでも結局のところ、自己を行動に突き動かすのは、自分自身のみでしかありません。

行動を促すための方法として、おすすめしたい方法は、「大局観を持つこと」です。

人生は意外にも短い。

手短に大局観を得るには、二十代の自分から十歳ずつ年齢を重ねて考えてみることです。

気づけば八十歳に到達します。三十、四十、五十…の間に、まるで数段抜け落ちたような感覚を覚えるはずです。

そのとき、ある問いを立ててください。

「このまま生きるべきか否か、それだけが問題である。」

あれもこれもと具体的な考えを巡らせても、結局 「やらない」 という結論に至るだけです。

問題の本質は至ってシンプルです。

「このままでいいのか、それとも変えるべきか」

それだけです。

大局観を持ち、今の自分の選択を正当化できるのであれば、それで十分なのです。

動けば傷つく

恐怖に対抗する方法として、「人の役目」という観点からの考え方 を挙げます。

動けば傷つく。その恐怖に対して、私は深く同情します。しかし、傷つくことは、それは役目を果たした証でもあります。

例えば、一足のスニーカーを一万円で購入したとしましょう。

ショーケースに入れて飾ることもできます。ケース内の環境を管理し、丁寧にメンテナンスをすれば、傷つくことはありません。

しかし、それはスニーカーの本来の用途なのでしょうか?

スニーカーは履かれることで価値を発揮します。底はすり減り、雨に濡れ、糸屑がほつれ、ボロボロになります。それでも、それでやっと人の足を汚れや危険から守るという役目を果たすのです。

人間も同じです。

動けば、引き止められ、後ろ髪を引かれ、できないことに打ちのめされ、批判され、傷つく。しかし、だからこそ人としての役目を果たしているのです。

では、人間の役目とは何でしょうか?
それは「今を生きること」です。この理由は数多ありますが、ここでは書ききれない量になってしまうので、「今を生きること」だけを覚えてください。では、今を生きるとは?それは、過去や未来の存在を忘れるほどに、今この瞬間に集中し夢中になることです。

最後に、「今を生きる」ことの大切さを示す禅の言葉を紹介します。

『即今目前』(そっこんもくぜん)「今、この瞬間に生きること」

この境地に至り、人としての役目を果たすために、大胆に行動して、大いに傷つきましょう。

そうすれば、あなたが「自分の役目だ」と解釈できるものが、いつか見つかるはずです。

その「行動の第一歩」として、BeyondCafeの長期インターンが手助けになるのであれば、ぜひ応募してみてください。

「このまま生きるべきか否か」

それを決めるのは、私ではなくあなた自身です。

私の夢はもう一度この綺麗な街Bergenに住むことです。

7.次回予告

次回は、Beyond CafeのValueを体現したインターン生に贈られるValue体現者ランキング常連の「さわさわ」こと澤田正栄(さわだ まさえ)が担当します!

25卒の中で最後にBeyond Cafeの仲間になりながらも、圧倒的な結果を叩き出す姿は尊敬を集めています!
さわさわのBeyond Cafeインターンにかける想いをぜひ感じ取ってください!


Beyond Cafeは、長期インターンメンバーを募集中です!
https://recruit.beyond-cafe.com/